私は数年前に離婚してシングルファザーとなりました。
離婚を乗り越え、今は楽しく充実した日々を送っています。
今この記事をご覧になっているということは、大なり小なり離婚のことを考えているのではないでしょうか。
結婚して、子どもが生まれ、家を買って、老後は夫婦2人でここで暮らしていくんだろうな。
ごく普通の夫婦であれば、なんとなく、漠然と、当然のように考えることだと思います。
私もそうでした。
「離婚」という言葉は、自分とは関係のないものだと思っていました。「シングルファザー」なんてなおさらです。意識したことは微塵もありませんでした。
結婚した夫婦の3組に1組が離婚すると言われています。離婚は珍しいことではないんです。
とはいえ、夫婦円満に添い遂げるのが一番です。
「離婚」という言葉が頭に浮かんでいる時点で黄色信号。
そして、それを口に出したら、本当に離婚に向かってしまうこともあります。
今回は、私の経験を踏まえ、夫婦円満でいただくために、「離婚」という言葉を安易に口に出してはいけない理由を3つお伝えします。

かなり激しめの夫婦げんかをしたとき、イラッときて「離婚だ!」って言いたくなっちゃいます。
本当に離婚するつもりはないんだけど…。
でも離婚についてちょっとだけ考えることは正直あります…。



一度口から出た言葉は、もう二度と戻せません。相手に深く刻まれます。安易に「離婚」を口にするのは絶対にやめてください。
天空の城ラピュタの『バルス』級にまずいです。
いいことはひとつもありません。
【その1】口から出た言葉は戻せない


口から出た言葉は、戻すことはできません。なかったことにできません。自分が不意に発した言葉が、相手に一生残ることもあります。
相手が傷つくような言葉をぶつけてはいけませんし、「離婚」という言葉をぶつけられたら、おそらく言われた側の中に一生刻まれることになるでしょう。
【その2】ケンカの火に油を注ぐことになる


「離婚」という言葉が出るのは、おそらく夫婦げんかをしているときだと思います。
おたがい気が立っているときに、「離婚」だなんて言葉が出たら、さらにヒートアップ間違いなしです。
売り言葉に買い言葉となり、収拾がつかなくなることでしょう。
【その3】本気じゃなくても本当に離婚に向かっていく


「離婚」を口に出したとたん、言った側、言われた側のおたがいの頭に「離婚」という言葉が残ります。
今まで意識したこともなかった「離婚」という選択肢がそこで生まれます。
勢いで言ってしまった「離婚」という言葉が、夫婦げんかのたびに頭をチラつくようになります。
言霊(ことだま)とはよく言ったもので、本当に離婚する気がなく勢いで言ってしまったとしても、だんだん離婚に向かっていくんです。
夫婦げんかのたびに、「離婚だ!」と心にもないのに言葉に出すのは絶対にやめましょう。
取り返しがつかなくなります。
【おまけ】本当は離婚したいと思っていても安易に「離婚」と言わない


上の3つのことは、夫婦円満のために「離婚」と言葉にしてはいけないというお話でした。
では、本当に離婚したいと思った時はどうしたらいいと思いますか?
離婚は切り出すタイミングが大事です。
離婚は、財産分与、親権、養育費など決めることがたくさんあります。
知らないことがたくさん。
ネットで調べればいくらでも出てきます。
できれば本を買って読むことをお勧めします。
あらかじめ知識を蓄え、準備をして、万全の体制になった段階で離婚を切り出しましょう。
そうすることで、自分に有利に離婚手続きを進められる可能性が高くなります。
私は離婚の公正証書(離婚にあたっての取り決めのようなもの)を自分で作成しました。もちろん元妻の意見も取り入れましたが、土台を私が作ったので話を進めやすかったです。財産分与の計算も私がしました。後腐れないように、包み隠さず、きっちり正確に計算しました。
離婚するか迷ったら・・・


私もそうでしたが、まずは調べる。ネットでいくらでも調べられます。
でも、できれば本を読むことをおすすめします。
私は離婚関連の本を読みあさりました。
その中でまず最初に絶対に読んでいただきたい本があります。
『夫婦の危機 「これ」がわかれば9割やり直せる! 妻と夫のカウンセリング』。
表紙はちょっと怪しい感じですが(著者の方すみません!)、超絶おすすめします。
離婚に突き進む前に、やり直すことことをまず考えましょう。
離婚を決断する前に必読の本です。
離婚すると決意したら・・・


そして、もう離婚すると心に決めた人におすすめの本、『ケース別 離婚協議・調停 条項作成マニュアル』。
離婚手続きに関する用語がネットで調べ、具体的な離婚協議書、公正証書の作成についてはこの一冊で充分です。
私はこの本を参考に公正証書を作成しました。
離婚を決心した方には必携の一冊となります。
離婚を口に出して、いいことはひとつもない
「離婚」という言葉を口に出すことは、パートナーを傷つけるだけでなく、関係も悪化し、本当に離婚に向かっていってしまう恐れがあります。
いいことはひとつもありません。
安易に口に出すのはやめましょう。
夫婦円満が一番です。
離婚なんて言わず、まずはやり直すことを考えてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読んだあなたが、なんとかなって、幸せになることを願っています。
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