ギバー、テイカー、マッチャー。
みなさんご存知でしょうか?
今日は仕事で成功を目指すのなら「戦略的ギバー」を目指しましょう!というお話しです。
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代(アダム・グラント著)』
この本の中では人間のタイプをギバー、テイカー、マッチャーと3つに分けています。
ギバー:惜しみなく与える人。自分を犠牲にして人に尽くす自己犠牲型のギバーと、相手によって自身の関わり方を変える他者志向型ギバーがいます。
テイカー:自分の利益を優先させる人。与えるより受け取る方が多くなるように行動します。愛想が良く気前が良いテイカーもいるが長期的に見て自分がどれだけ受け取れるかで行動を変えます。
マッチャー:損得のバランスを考える人。相手によって自身のスタンスを変えます。相手がギバーならギバーとして接し、相手がテイカーならテイカーとして接します。与える量と受け取る量の一致を目指します。
仕事の成果を最も出すのも、出せないのもギバー
短期的に見るとテイカーが、
中期的に見るとマッチャーが、
長期的に見るとギバーが成果を出します。
成果を出せないギバーというのはテイカーに搾取されてしまうタイプです。
自己犠牲的にならずに、テイカーを見極め、戦略的に与えるギバーが成功するのです。
公務員の職場においてもこれは当てはまる
前回の記事でお話ししましたが、地方公務員はだいたい4、5年で異動をし、それを定年まで繰り返します。
そうするとどういうことが起こるかというと、あちこちの部署に知り合いができます。
他の部署と調整したり交渉したりする機会が多々あります。
そういった仕事を円滑に進めるために、良い人間関係が非常に重要になってきます。
そのためには他の職員から信頼を獲得しておかなければなりません。
つまり長期的に与えることを続けるギバーが成功をするのです。
私の職場のギバー
私の職場の上司が、典型的なギバーです。
しかも戦略的ギバー。
多くの人達から信頼を勝ち取り、慕われ、この人のためならがんばれると思えます。
嘘みたいな話ですが、本当なんです。
とにかく与える。
ダメな部下でもなんとかしようと、奮起したり。
どんなに忙しくても相談に乗ってくれたり。
ものすごく面倒見が良く、優しく、部下のモチベーションを高めてくれるんです。
与えることをずっと続けてきて、それを積み重ねて、今の域に至っているんだと思うんです。
こういう人が役所で成功していくんだなーと見ていていつも感じています。
戦略的ギバーになろう
このGIVE & TAKEを知り、上司を見ていて感じていたことが確信に変わりました。
私もその人のようになりたい。
そう思える人と一緒に仕事が出来る私は、とても幸せで恵まれているなと思います。
よーし、新年度も仕事がんばろっ!
以上!
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